春日井きらり歯科

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子どもの歯「乳歯」は虫歯になりやすい?

乳歯とは、子どものときに生える歯のことです。乳歯はいずれ永久歯に生え変わりますが、どうせ抜けるからといって予防を怠るのは大きな間違いです。乳歯は質も弱く、虫歯になりやすいだけでなく、放っておくと永久歯にも悪い影響を与えてしまいます。
ここでは、子どもの歯の健康を守るために知っておくべき乳歯の基本的な知識について詳しくご紹介します。

乳歯はどんな働きをしているの?

「毎日歯磨きをしているのに歯が汚れている気がする…」という方いませんか?
実は、歯磨きだけでは着色を完璧に防げない場合が多いのです。それは、単に汚れがついているだけでなく、唾液に含まれるタンパク質と結びついて歯の表面に沈着してしまうことが主な原因です。

噛む

食べ物をしっかりと噛むことで、栄養素の吸収が促されます。また、よく噛むことで顎が発達し、顔の形も整います。

発音

乳歯が生えることで舌が正しい位置におさまり、言葉を上手に発音できるようになります。

永久歯の誘導

生え変わり時期に、乳歯の根の部分が吸収されます。根の吸収が進むと、乳歯はグラグラになって自然に抜け落ち、その後永久歯が正しい位置に顔を出します。

乳歯が生え変わるのは何歳?

乳歯の芽となる歯胚(しはい)は、妊娠3ヶ月頃に形成され、生後8ヶ月頃に下の中央にある前歯(乳中切歯)から生え始めます。
全ての乳歯が生え揃うまでにはおよそ2~3年かかり、その後、乳歯から永久歯へと生え変わるのは6~12歳頃となります。(なお、乳歯の生え変わり時期や順番には個人差があります。)

乳歯は虫歯になりやすく進行が早い!

乳歯は、永久歯よりも柔らかく酸に弱いため、虫歯になりやすいです。また、エナメル質や象牙質に厚みがないため、虫歯になると比較的早く神経まで進んでしまいます。
特に、小さな子どもは上手に痛みを伝えることが難しいこともあり、大人が気付いたときには神経にまで達しているなど、重症化してしまうケースも珍しくありません。

乳歯の虫歯の感染経路

虫歯の原因菌は唾液から感染します。食器・スプーン・箸の共用や口移しなどが原因で、大人の口の中にいる虫歯菌が、子どもの口の中へ入り込んでしまうことから虫歯が発生します。

乳歯が虫歯に感染しやすい時期

乳歯が虫歯に感染しやすいのは、1歳7ヶ月~2歳7ヶ月の時期です。この時期は「感染の窓」と呼ばれ、この時期を乗り越えれば、それ以後は虫歯に感染しにくくなります。

虫歯のサイン?歯の白濁とは

乳歯の先端に白い斑点のようなものが見られることがあります。これは、エナメル質の石灰化がうまく進んでいないことによるもので、虫歯の初期症状の一つです。

乳歯の虫歯を放置することの主な5つの悪影響

乳歯の虫歯は、子どもの身体にさまざまな悪い影響を与えます。「いずれ乳歯は抜けてしまうから」といって、虫歯を放置することはやめましょう。
お口の健康が、将来の身体全体の健康をつくります。乳歯のうちから健康意識を持つことが非常に大切です。

偏食になりやすい

虫歯により、噛む時に痛みがあったり、噛みにくくなったりすると、柔らかい食べ物ばかり食べるようになるなど偏食になりやすくなります。

顎が十分に発達しない

虫歯になりうまく噛めなくなることは、顎の発達にも悪い影響を与えます。噛む回数が減ることで、噛む力の発育や顎の十分な発達を妨げます。

虫歯のリスクが高まる

虫歯を放置していると、口の中で細菌が増え続けてしまいます。そのため、口の中の細菌が多くなり、他の歯が虫歯になるリスクを高めてしまいます。

永久歯の歯並びにも影響が

虫歯により乳歯を失い、両隣の歯が傾いてしまうと永久歯が生えてくるためのスペースがなくなってしまいます。それが原因で歯並びの乱れにもつながります。

永久歯の発育を妨げる

乳歯の虫歯が進行して神経にまで達すると、乳歯の下で育っている永久歯の発育に悪い影響を与え、変色や凹みのある永久歯が生えてくる場合もあります。

乳歯と永久歯の違いは大きさだけではない?!

 
 
   
 
 
   
 

乳歯と永久歯には大きさだけでなく、色や本数、歯質などにも違いがあります。

大きさ

永久歯と比べ、乳歯は一回りサイズが小さいです。

乳歯は白に近く、永久歯は黄みがかった色をしています。

本数

乳歯の本数は全部で20本ですが、永久歯は親知らず含め32本もあります。

歯質

エナメル質、象牙質、歯髄、セメント質など、歯を構成する組織に違いはありませんが、乳歯は永久歯よりエナメル質や象牙質が薄く、厚みが1/2しかありません。

乳歯の虫歯を予防するには

これまで乳歯を虫歯から守ることが、いかに大切かをお伝えしました。最後に、乳歯の虫歯の予防方法について詳しくご紹介します。

家族全員の口腔ケア

赤ちゃんは菌がない状態で産まれてきますので、虫歯菌は生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には存在しません。
赤ちゃんの虫歯を防ぐには、赤ちゃんに虫歯菌を移さないことです。妊娠中から家族全員がセルフケアや定期検診を徹底し、口の中を清潔かつ健康に保つことが大切です。まだ治療していない虫歯がある場合は、早めに当院までお問い合わせください。

適切なブラッシング

乳歯から永久歯へと生え変わる時期は、歯並びが悪くブラッシングが困難です。特に、虫歯の原因となる歯垢がたまりやすい奥歯の溝や、前歯の磨き残しに十分注意しましょう。
小さな子供の場合、一人では十分に磨けない部分もありますので、必ず仕上げ磨きをしてあげてください。歯磨きの仕方が不安な場合は、当院で正しい歯磨き指導を行っていますので、お気軽にご相談ください。

フッ素の活用

フッ素には歯垢にいる細菌の活動を弱めるだけでなく、再石灰化を促し歯質を強くする働きがあります。
また、乳歯は永久歯よりもフッ素を取り込みやすいので、子どものうちからフッ素を活用していくことで、より効果的な虫歯予防が期待できます。市販のフッ素配合の歯磨き剤やフッ素洗口などで取り入れることもできますし、当院ではフッ素塗布を行っておりますので、気になる方はお問い合わせください。

最後に

乳歯についてまだまだ知らないこともたくさんあったのではないでしょうか。虫歯は早めの治療はもちろん、予防を心がけることも大切です。正しい乳歯の知識を持ち、子どもの健康な歯を支えていきましょう。
当院では子どもの歯科治療や予防を行う小児歯科にも取り組んでいますので、気になることがあればぜひお気軽にご相談くださいね。